2008年01月11日 12:00寿司職人 小野二郎さんのアンチエイジングは?
アンチエイジングCategory

NHKテレビの茂木健一郎氏司会による「プロフェッショナル仕事の流儀」は、毎回視るのを楽しみにしていますが、先日の主人公は「ミシェラン東京2007」で晴れの三ツ星となり、一躍時の人となった寿司屋『すきやばし次郎』のご主人小野二郎さん

小野さんは26歳から寿司を握り始め、82歳の今でも完全現役で実に溌剌としておられます。
少し耳が遠いそうですが、テレビに映る歩く姿は背筋がすっきり、そして手は後ろにもよく振れているの
はまだまだお元気な証拠です。
顔の色艶も本当によいことから、一体何が彼のアンチエイジングを支えているのかに興味がそそります。

私が想像する小野さんのアンチエイジングの秘訣は以下のようなものがあると思います。

1.ひたすら上のものを求める頭の若さ(彼の場合にはもっと美味しい方法があるはずという探究心や、絶えずお客を満足させるための模索を続けることなど) 
2.最高の自然食材(客に出さなかった残った魚など)を毎日食する食生活
3.今でも相当距離がある自宅との歩いての往復
4.子供のころから不器用なことから、それを補うために絶えず頭を使い、考える習慣
5.毎日の仕事を続けるための体の手入れ
 (実は数年前に心臓病になり、今後はペースメーカーが必要 だとか)
6.朝から夜まで立ち仕事という長年の体力的基礎と規則正しい生活

特に、番組を見ていて思ったのは、たった20貫という寿司の中に、魚介類とシャリという実に単純な食
材を最高の形にするためのプロセスがあり、そんな単純な中でも限りないものがあるということを思い知
らされた感があります。

店ではひたすら握り続ける姿を映し出していましたが、一見無愛想に見えるのですが、これは一貫一貫
を客に出すことを勝負として位置づけ、そのために全神経を集中していて話す余裕がないからとのことです。
客が満足することに、研ぎ澄まされた神経と手と体を一心に動かしていると受け止めることができます。
よくみる有名店の頑固で、客のことは無視する無愛想な職人とはまったく違った人物だと感じさせるとこ
ろがやはり凄いといえますね。
また、そこがミシェランの審査員の心を動かしたのかもしれません。

茂木さんのブログでは、「身体を動かしながら考える。その姿勢に、終わりなき人間の学びのプロセスの
一つの見事な典型がある」と書かれており、これもアンチエイジングの要素となっているのでしょう。

ちなみに、フレンチの帝王といわれるジョエル・ロブション氏が店を訪ね、二人がカウンターに向き合いお
互いを認め合っている姿は特に印象に残りましたが、言葉こそ通じなくてもお互いに尊敬の念をもって接しているのがよくわかるような気がしてとても感動的でした。

ロング


投稿者:長野 重美 at 12:00 PM | Comments(0) | TrackBack

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