2008年09月25日 12:02注目のアンチエイジング・サプリ 「シトルリン」
アンチエイジングCategory

最近市場を賑わしているLカルニチン、コエンザイムQ10、α−リポ酸などは、2007年4月の食薬区分改正により、医薬品から食品への使用が認められたサプリで、スイッチ・サプリと呼ばれていることを前回ご紹介しました。

そして、2008年8月17日に厚生労働省から「一般に食品として飲食に供される」ものとして登場したのが、アンチエイジングにとって注目の「シトルリン」というアミノ酸系のサプリです。

「シトルリン」というアミノ酸は、1930年に日本人により、スイカ果汁中から発見され、スイカの学名Citrullus vulgarisから命名されたものです。

すでに20年ほど前から米国では、血流改善、動脈硬化予防、精力増強などを目的としたサプリメントとして、また、欧州ではシトルリン−リンゴ酸塩が疲労回復の医薬品として販売されていますが、食品分類への転化の認可により、日本でもやっと市場にサプリとして登場しました。

血流改善、動脈硬化予防、精力増強というのはまさにアンチエイジングに欠かせない要素でもありますが、さらにごく最近の研究では、「シトルリン」が血管を強くしなやかにすることが解明され、さらに注目されるところとなりました。

一方、NO(一酸化窒素)が健康に対して有用であることがわかり、この研究で1998年ノーベル生理学・医学賞を受賞したのですが、体内でNO(一酸化窒素)の生成を高め、血管を拡張する作用があることがこの「シトルリン」にあることが解明されたからということから一気に注目されることになったものです。

ご承知のように、ノーベル賞はニトログリセリンを原料とするダイナマイトの発明に端を発していますが、血管拡張作用があるので狭心症の薬にも使われるニトログリセリンの具体的なことは,実は長い間不明であったそうです。
しかし,近年内皮由来血管弛緩因子(EDRF)が、一酸化窒素(NO)あるいはその関連化合物であり,ニトログリセリンの作用機序と酷似していて,これがアルギニンと酸素から産生されるNOであることがこの研究でわかりました。
ダイナマイトと健康という結びつきも面白いですね。

そして、「シトルリン」は、体内でNO(一酸化窒素)の生成を高め、血管を拡張する作用があることが解明されてきています。

アンチエイジングにとっては、血管の老化が大変多きな危険因子でもあることから、血管を拡張し血流を促進することで、新陳代謝の活性化や美肌、筋力強化、冷え性改善などなど、アンチエイジングや健康に対する様々な効果があることが期待されます。

さらに、最近になって日本の学者による研究では、シトルリンには 活性酸素の害を防ぐ抗酸化力も発見されたり、また、「シトルリン」のこの働きにより、遺伝子のDNAの損傷を効率的に防ぐことが明らかになったという研究もあり、ますますアンチエイジングには欠かせない注目のサプリといえそうです。

ロング

投稿者:長野 重美 at 12:02 PM | Comments(0) | TrackBack

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