2008年01月27日 09:45紅茶キノコ 歴史&正体 KOMBUCHA その2
健康Category

紅茶キノコは、現在の東蒙古が原産で、160年ほど前にシベリアを渡って
ロシアに入ってきたとされています。
当時ソ連のバイカル湖周辺にあるソ連長寿村(イルクーツク)、その農村は、癌や高血圧
の死亡者がなく、90歳を超えても健康な老人が多いこと、また、その老人たちが
農業に携わり、紅茶キノコを常用していたことなどが注目を集め、「紅茶キノコ」が
元気の秘訣と信じられ、有名になりました。
その後、日本へも持ち込まれ、一世風靡したわけです。

紅茶キノコという名前の由来は、ロシア語の「チャイヌイ・グリプ」
(または、チャイニー・グリッビー)から訳されたもので、
「チャイヌイ」は「お茶」のこと、「グリプ」は「菌」を表します。
ロシアで飲まれているお茶は紅茶であること、
菌という言い方の中にキノコも含まれることから
「紅茶キノコ」と呼ばれるようになりました。
ですから直訳すると「茶菌」と言うことです。
中国では「海宝菌」と呼ばれています。
ソ連時代のソビエト百科辞典には、別名で「日本菌、満州菌」とも
記されているらしく、どうやら当時使用されていたお茶の原料が、日本やインドなどから
輸入されていたことから来るようです。

菌の主体は、酢酸菌種々の酵母菌で、
酢酸菌(桿菌のアセトバクター・キシリーヌム)の作るぶよぶよした
クラゲ状のセルローズ(繊維素)にそれらの菌が絡み合っています。
酵母の方はというと、培養する風土や気候、環境により種類が違ってくるので、
必ずしも一致しているとは限らないのですが、主に真菌類の中の子ノウ菌類に属するようです。
雑菌などの心配もされますが、培養液が発酵に伴い、酸性化するため、
ほとんどの有害細菌は死滅、繁殖が抑えられてしまいます。
お酢に殺菌効果があるのと同じですね。
ですから、民間で気軽に培養していたのかもしれません。

発酵してできた紅茶キノコの液は、血液浄化作用、澱粉質の分解作用、
消化促進が期待できるので、胃腸病に効くとされてきました。
外国の文献には、「乳酸、抗菌物質、種々の酵素、ビタミンC、その他の栄養素」
も含まれているとのこと。

ただ、先ほども言いましたように、酵母菌には様々な種類があり、土地によって
違うので、紅茶キノコの成分は常にこれです!と言いきれないのが、
現実のようです。その辺に、医学では保障しきれない壁があるのかもしれません。

ちなみに、ロシアで他に有名なライ麦原料の「クワス」と紅茶キノコは別物です。
さらに、フィリピンでは、紅茶キノコの菌糸をナタとよび、
これまたナタデココと同じものであることを御存知の方は少ないかもしれません。
あのナタデココは紅茶キノコだったんですね。
でも、デザートにする際、大抵火を通していると思うので、紅茶キノコのような
生きた栄養素の効果は期待できないかもしれません。

Kombucha.JPG

今、海外でも発酵ドリンクとして話題になっているので、また日本にもブームが来るはず!


投稿者:酒井美保子 at 9:45 AM | Comments(0) | TrackBack

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