2007年06月12日 12:10今や「世界の臨床試験場」 医薬大手が中国に殺到
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新薬開発では、治験(新薬開発で動物での臨床試験を経た後、人間に対してその効果や安全性を確かめるためのプロセス)の後、一旦認可された医薬品でも、さらに安全性や効果などの追跡調査のために大規模な臨床試験でデータを収集するなど、製薬会社には大きな投資が必要です。

日経BPの記事によると、臨床検査を大規模に行える国として欧米の製薬会社が目をつけたのが中国だそうです。
新薬開発の為の治療を兼ねた治験だけでなく、既存薬の臨床試験にできるだけ多くのデータを低コストで得られる国として中国ということになってようです。
中国での臨床試験にかかるコストは欧米諸国で実施した場合の15%で済むということもありますが、それだけではないこともあるようです。

中国の経済成長が余りにも急激になったことゆえ、表には見えないさまざまな問題もありそうで、その一つとして実に多数の貧しい国民の医療問題があるようです。

中国では、病気になってもよい治療を受ける機会も少ない人達が今でも想像以上存在しているようですが、欧米の医薬品会社の提供する臨床試験の施設は、中国人が薬の投与を受ける機会を増やすことが可能となるということにもなるそうです。

記事によると、当局の推定では、中国にはB型肝炎患者及び感染者が1億3000万人いて、英国とフランスの人口を合わせたより多い数だとのこと。しかも多くが貧しい農民や労働者で、治療を受けようと必死だということが書かれています。
また、中国にはガンや糖尿病、心臓血管病、各種伝染病に苦しむ患者が極めて多く、それが欧米の医薬品及び医療機器メーカーの関心を引き寄せてもいるそうです。
何せ中国は人口10億人という巨大市場でもあり、長期的観点でのその市場の魅力度は極めて高いこともありそうです。

臓器売買を容認するなどの倫理面での問題だけでなく、無秩序で管理が行き届いていない中国の医療システムという事情もあり、このための対策として政府に助言を与える機会をもつことができるなど、近代的医療制度面での貢献という面もあるようです。

「医食同源」の国だから、国民はみんな健康だとは言い切れないようですね。

ロング

投稿者:長野 重美 at 12:10 PM | Comments(0) | TrackBack

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