2007年12月14日 11:50「特別栽培」表示は果たして安心なのか?
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食品の安全性を無視した供給元への不信感がこれだけ世間で騒がれているにもかかわらず、最高の品質と伝統をもつと信じられてきた高級和食の吉兆グループまでもが不正発覚がありました。
そして、経営者の記者会見などをみてもその姿勢には実に不愉快な思いがします。

この例を見ても、中国産商品にとどまらず、国内産食品業界の安全に対する体質問題があまりにも根深く、一体何を信じてよいものか、消費者はますます戸惑うばかりです。

食品の中でも野菜や果物は、農薬などが直接口に入ることでもっとも注意が必要なのですが、最近ス
ーパーなどでは商品ごとに「顔が見える・・」と売り場に出される野菜、果物類が多く並んできて、いかにも安心だというイメージを植えつけようとしているかのようにも思われます。

青果物でまず安心できるのは「有機JASマーク」ですが、消費者の安心・安全志向から有機食品の人気は高まってはいるものの、実際面では実に厳しい規制があり、全体市場をまかなうほどの量は確保できないことや手間隙をかけるために高価格になりがちで、どんな消費者の手にも届くというには難しいというなどの問題があります。
そこで、もう少しハードルが低い「無農薬」「減農薬」とか、「無化学肥料」「減化学肥料」といった表示が一部で見かけられました。

しかし、有機食品との違いがわかりづらく、またどれだけ農薬や化学肥料を減らしているのかもあいまいなため、農水省ガイドラインの作成でこれらの表示は認められなくなり、最近では「特別栽培」に統一されました。
「特別栽培農産物」は、地域ごとの栽培法「慣行栽培」で使われる農薬と化学肥料を半分以下に減らした農産物で、農林水産省のガイドライン(平成15年作成)をクリアしたもののみに表示が認められています。

しかし、必ずしも第3者認証を受ける必要はないことから、業界体質への不信感が残る中で、果たして安全性はどうなのかという疑念を持たざるをえない気持ちにもなります。

ロング

投稿者:長野 重美 at 11:50 AM | Comments(0) | TrackBack

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