2007年07月04日 16:42いいアイデアは歩きによって
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齋藤孝さんと言えば『声を出して読む日本語』とか『三色ボールペンで読む日本語』で一般的にもたいへん有名になりましたが、この人が注目されるようになった重要な本のひとつに『身体感覚を取り戻す』(2000年、NHKブックス)があります。「腰・ハラ文化の再生」という副題がついているように、日本古来の体の姿勢や立ち方、歩き方などを見直そうというのがテーマになっています。

身体感覚を作り出す斎藤孝.jpg

ひさびさに読み直したところ、「歩くという技」という節があることに気付きました。以前は何気なく読み過ごしてしまったのでしょう。始めて読むような新鮮さがあります。

数行引用してみましょう。

「長い距離を一定のリズムで歩き続けるという行為は、精神を健康に保つのによいといわれている。「哲学の道」と呼ばれる道があるように、歩くことが、思考にリズムや弾みをあたえる。歩きながら考えることは、坐ったままで考えるときとは違った質のものになりうる。」

こういうデータが出たからこうだ、ということを言っているわけではまったくありませんが、たいへん説得性のある話だと思います。

齋藤さんは『一万年の旅路』という本のことも紹介しています。その本の原題は“The Walking People”だそうです。この本で取り上げられているネイティブ・アメリカンのイロコイ族は学ぶことを何よりも大事にしてきたのだとか。Walking People、すなわち「歩く民」は「学ぶ民」であったということになります。

そういえば、きょうは荷物が重かったので、駅でついエスカレーターに乗ってしまったけれど、明日からはまた階段を自分の足で登ることにします。

投稿者:めんじょうさとし at 4:42 PM | Comments(0) | TrackBack

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