2010年06月21日 01:37わけがわからないうちに引っ張り込まれるテント芝居
「もし貴方が新しい風景を見たいと望むなら、人生を荒々しい感動で高揚させたいと願うならば、新宿梁山泊『ベンガルの虎』を、親しい人の手を導く想いで、勧めたい。」(作家天童荒太)


ひさびさに見てきました、新宿梁山泊。新宿花園神社境内のテント公演「ベンガルの虎」。花園神社での公演は7年ぶりだとか。
ストーリーは一本道じゃないけど、なんだかわけがわからないうちに引きずり込まれてしまうのです。「ビルマの竪琴」の唐十郎版が原作で、新宿梁山泊の親方金守珍(キムスジン)演出です。
昭和30年代が舞台のようです。観客の大多数は戦争はおろか、昭和30年代の日本もまったく知らないに違いありません。私は小学生でしたが、戦争の痕跡がきっと社会のあちこちに残っていたに違いないのですが、傷痍軍人を町でよく見かけたことだけは覚えています。もちろん戦争そのものは知りません。しかし、何だか妙になつかしいのです。
主演水島カンナとフォークでならした中山ラビのふたりの歌を中心に、いつもながら心にしみる歌がたくさん登場します。
テント芝居は正直なところ体力的にもう耐えられないと最近は敬遠していたのですが、今回はどうしても行きたくなりました。指定席制になっていて、そこそこまともな椅子が用意されていたので助かりました。
長年やっているのに、ずーっといるメンバーたちに若い役者がたくさん加わっているに感心しました。おまけに観客が若い!ひとつの劇団を見ると、だんだん役者も観客もいっしょに年をとっていくのが普通なのに、複数世代にわたっているのが実にいい。
公演は6月24日までです。絶対にお見逃しなく!



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