2007年12月10日 09:00開港の頃の横浜でひたむきに生きる人間像が勇気を与えてくれます。
Category

150年前の横浜って、ベンチャー精神にあふれていたんですね。

赤い崖の女200712.jpg

山崎洋子さんの横浜を題材にした小説をひさびさに読みました。電車で毎日少しずつ楽しもうと思ったのに、結局読み始めたら止まらなくて、2日で読んでしまいました。

漁村だった本牧。そこで生まれた希沙が運命に翻弄される物語です。不幸な人生で終わっても不思議はない境遇だったのに、横浜という町が社会変化のさなかだったため思わぬチャンスに恵まれます。西洋文化の玄関となった横浜は、いわばベンチャービジネスの舞台になっていたのでした。自由に職業を選ぶことなど考えられなかった時代が、横浜から変わろうとしていました。しかも女性にもチャンスが訪れたのです。

希沙が思いを寄せながら別れ別れにならざるをえなかった卯之吉とは、きっと再会するのだろうなと想像しながら読み進むと、やはりその通りと思ったのもつかのま、思わぬどんでん返しがあります。

本牧、関内、吉田橋などなじみのある地名が出てきて、希沙や卯之吉やほかの登場人物がとてもリアルに身近に感じられます。

2009年は横浜開港150周年だそうです。これってその記念小説だなって思ったら、なんと表紙に「横浜開港150年記念企画」と書いてありました。

「横浜幻燈館」など古い時代の横浜を描いた“横浜三部作”を読んで以来すっかり山崎さんのファンになってしまったのですが、これでお気に入り横浜四部作になりました。

◇横浜開港絵巻 赤い崖の女 講談社刊 1,700円

投稿者:めんじょうさとし at 9:00 AM | Comments(0) | TrackBack

コメント

コメントを投稿

お願い : コメントは承認制です。投稿のあと実際に閲覧できるようになるまでしばらく時間がかかります。表示されるまでお待ちください。






トラックバック

このエントリーのトラックバックURL
http://antiagingsalon.net/mt/mt-tb.cgi/1593



ライター
長野 重美

長野 重美

シニアなりたてのホヤホヤ・オヤジさんこと通称ロング。知りたがりの性格で今回のアンチエイジングもその一つ。

原 由祐子

原 由祐子

犬と猫と植物をめでながらIT社会の安心、安全の研究にいそしむ毎日。今年は ウォーキングと薬膳でアンチエイジング。

酒井美保子

酒井美保子

アメリカでローフードを学び帰国、 日本文化にも興味があり、食と日本文化の知識を深めています。 今年は特に野菜と茶道に注力中!

椎名由紀

椎名由紀

第40代ミス東京、ラジオパーソナリティー、シンガーソングライタ ーと多彩な才能の持ち主。呼吸法を鋭意研究中。
スペシャリストを目指します。

藤野 裕子

藤野 裕子

フィットネスアドバイザーとして、全国を飛び回っています。心身共に健康となる、様々なライフスタイルの提案をしています!

八乙女 まき

八乙女 まき

自宅で仕事と主婦業をこなす。グリーンツーリズムで食のアンチエイジングに出会う。

伊藤 みの

伊藤 みの

20代も後半。体力と若さある30代を迎えられるよう日々頑張っています。最近の ブームはフラダンス。

めんじょうさとし

めんじょうさとし(進行役)

日本のネットビジネスの草分け。アンチエイジングの世界でのネット活用をめざす団塊世代。



熟年世代のヒットグラフィティ「リバイバル倶楽部」:1950〜80年代迄の年代別懐かしい曲や映画・トレンド