2008年02月08日 12:00肉食と地球温暖化
社会Category

地球温暖化大幅改善のためには、牛肉を食べる量を半分にするだけで大きな効果があるとの興味ある内容の記事がNBonlineにありました。

地球温暖化と石油高騰から世界、特に米国ではバイオ燃料を車に使おうという動きが活発ですが、一方ではバイオ燃料としてのエタノールの原料にトウモロコシを使うために、トウモロコシの商品相場が急騰していてわれわれにもじわじわとその影響が出てきています。(トウモロコシ価格はこの1年で2倍近く高騰)

全世界のトウモロコシ生産量は6億〜7億トンで、その大部分が飼料に使われることから、このトウモロ
コシの高騰で一番被害を受けるのは、飼料の大部分をトウモロコシで占める家畜産業ということになりますので、肉類もすでに値上げされているはずです。

特に牛は体重を1キログラム増やすのに約10〜11キログラムの飼料を必要とし、その飼料効率は10%という指標があります。(豚の場合の飼料効率は25〜33%、ブロイラーは46%で、牛を太らせるには大量の飼料を与える必要がある)

この牛の飼料効率指標を前提にすると、世界の13億頭から取れる食用牛肉生産量は6千万トン.弱であり、この量を半分に減らせばトウモロコシ飼料も3億トン浮くという論理になるそうです。

この分をバイオエタノールにまわせば、二酸化炭素排出量が1.3億トン減ることになり、京都議定書のCo2削減目標6億トンの4分の1の削減効果になるという計算になります。

さらに、牛1頭は年に100キログラムのゲップやフンからメタンを出すそうですが 全部で1.3億トンのメタンを出しているという計算になり、それを二酸化炭素に換算すると26億トン分になるという途方もない数字になるそうです。
これが半減すると13億トン分の削減ということになり、これなら各国が必死に取り組んでいる削減目標を十分達成可能になりそうです。

しかし、実際にはこんなことは牛肉中心食の欧米人はいうに及ばず、焼肉大好き人口が増えている日本人も賛同しないでしょうし、また乳牛をどうするかなどという問題もでてきてもちろん実現は難しいでしょう。

この際少なくとも健康のためにはできるだけ肉食摂取を控えるようにするだけでなく、肉食、特に牛肉をできるだけ食べないようにするのは、地球温暖化にも貢献しているのだということは頭にいれておくべきかもしれません。

それにしても肉食をしない菜食主義者や、昔から肉牛を食べないヒンズー教徒は偉いですね。

ロング

投稿者:長野 重美 at 12:00 PM | Comments(0) | TrackBack

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