2007年03月26日 12:10再生医療分野で注目の「幹細胞」
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通常の細胞は、細胞分裂しても同じ特定の細胞に増殖するのに対し、「幹細胞」は、細胞の分裂増殖によって別の機能をもつ細胞になることができる特殊な細胞であり、このため万能細胞と呼ばれています。

人間の体の大部分は細胞分裂により、絶えず生まれ変わっていますが、老化によりこの分裂スピード(早いもので、2,3ヶ月で生まれ変わっている)が遅くなり、これは基本的には代謝機能と連携しています。

例えば、胃の細胞は胃の細胞として増殖することで、胃も数ヶ月間でいつの間にか自然に生まれ変わっています。
しかし、何らかのダメージで再生不能になった体の部位を、医学的に再生するための手法として、この幹細胞を使った再生方法(クローン)が最近の医学で注目を浴び、各種の研究が行われています。

そして、幹細胞から自在に身体の各部位を作り出せるようになれば、これまでの他人の臓器ごと移植する移植手術に変わって、たった一つの幹細胞だけを使う臓器移植医療への可能性も大幅に広がるものです。

幹細胞としては、授精した胚(受精卵)から取りだした「胚性幹細胞」 (ES細胞)が万能細胞として注目されましたが、倫理的な観点から問題との世論も多くなり、今では研究対象にとどまっているという実情があります。

その他には、成人の骨髄から取りだした「骨髄性幹細胞」(骨髄幹細胞、造血幹細胞、間葉系幹細胞) や、ヘソの緒からの臍帯血(さいたいけつ)に含まれる幹細胞をはじめとして、胎盤、血液、毛根、筋肉、脳、皮膚などにも幹細胞が分布していることが明らかになってきています。

幹細胞の研究は、不治の病を救う治療とも関係し、これからのアンチエイジング医学に大きな前進をもたらす可能性が大きいということになります。

ロング

投稿者:長野 重美 at 12:10 PM | Comments(0) | TrackBack

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