2008年03月20日 09:31バイオテロ対策にもDNAチップ利用
雑談Category

今年75歳を迎える三浦雄一郎さんの世界最高齢でのチョモランマ登頂プロジェクトで三浦さんのアンチエイジング要素ともなっている遺伝子を追及するためにDNAチップが使われていることを前回ご紹介しました。

今回の話は同じDNAチップ利用でも、テロ対策に使われるものが開発されたというニュースで、アンチエイジングとは少し離れてしまいますが、こんなところでもDNAチップが使われるという例です。
開発したのは、警察庁科学警察研究所、東芝、帯広畜産大による共同開発ですが、対象となるDNAは人間のDNAではなく、恐ろしいテロに使われる細菌などの生物剤(=病原体)のDNAです。

新型インフルエンザの脅威と並んで重要な国家的なリスク管理対象となるのが、核攻撃とNBCテロと
いわれる、核物質、生物剤又は化学剤若しくはこれらを使用する兵器を用いた大量殺傷型のテロです
が、今回の開発目的は生物剤を用いたテロ対策に使われるものです。

テロ事件としては15年前のサリン事件が思い出されますが、今では細菌類などの散布によるテロの発生がもっとも懸念されています。
細菌類や生物剤使用のテロが発生すると、使用された生物剤の種類によって、その後の対応が大きく異なるということもあり、そのためにいかに早く毒物を特定化するということが最大の課題でしたが、これまでの技術では対象物の判断に多くの時間がかかり、そのために多くの犠牲者が出かねないという恐れもありました。

このことから、複数の生物剤を迅速に同時検出するシステムの構築が求められてきましたが、今回のD
NAチップ開発により約20種類が同時に検出作業ができ、時間も1時間程度に短縮されるとのことで、この種のテロ対策としては大変重要な開発ということになります。
さらに、現場レベルで迅速かつ簡便に複数の生物剤を同時検知可能なシステムの構築を目指し、DNA
チップをベースにした生物剤検知システムの開発も進めているとのことです。

東芝プレスリリースより

ロング

投稿者:長野 重美 at 9:31 AM | Comments(0) | TrackBack

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