2008年05月20日 10:22速報:三浦雄一郎さんエベレスト山頂に向けて出発
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いよいよ頂上へ向けて出発しました。チベット問題の影響と聖火登頂による制限に阻まれてスケジュールが狂い、高度順化がやや不十分のままの登頂ということになりました。

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(c)ミウラドルフィンズ
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(c)ミウラドルフィンズ   [続きを読む]をクリックすると三浦さんの出発にあたってのコメントが読めます。

出発前 三浦雄一郎さんのコメント  (5月19日の日記より)

いよいよ、明日の朝五時、ベースキャンプを出発する。

3月に日本を出発してほぼ2ヶ月。その間、チベット問題でチョモランマ側の登攀を諦め、ネパール側からエベレストへの再チャレンジということになった。2003年の時と違うのは登山計画に関して中国聖火隊の5月10日までの制約があった。我々の隊に関しても、僕自身がキャンプ2からできればローツエフェースの取り付きまで登って、高度順化と体調をみたかったが規制により出来なかった。

結果として僕自身は2度の高所順応後、ディンボチェ(4300m)に降りて休養となったが、豪太、村口、五十嵐の三人はもう一度C2からローツエフェースの取り付きまで登った。しかしこのときも規制解除の直後ということで、ローツエフェースは一本のロープに150人以上のクライマーが取り付く、非常な混乱となり、危険極まりない状
態で、豪太たちもC3まで登ることが出来なかった。そんなわけでいつもの年のように順当な高所順化のスケジュールを行えず、かなり省略して今回の本番アタックとなる。

今回の一番の問題は、キャンプ2から上、C3(7300m),C4(8000m)、C5(8400m)の高所での僕自身の体調、特に心臓の不整脈がどうなるかが登頂計画に影響する。幸いなことに6600mまでのかなり強硬でハードなクライミングでもフラフラになるほど疲労困憊したけども、悪性の不整脈は出なかった。これが希望をもてる要素の一つ。ただしC2からC3、さらにその上は、想像を絶する厳しい条件。超一流の登山家でも数多く遭難している場所だけに、私自身含め、メンバー全員の命がかかっている。お互いの安全を確認しながら、慎重に登攀と、そしてさらに下山の安全に全力を尽くす。

もう一つの今後の課題として、シェルパと豪太の組み合わせ、または、五十嵐、村口の組み合わせ。特に村口、五十嵐はカメラの撮影があるのでシェルパのサポートが必要となる。豪太自身も、僕をサポートする為に、かなりの負担がかかるので、強力な若手のシェルパのサポートが必要である。
これは最終的にキャンプ4(サウスコル、8000m)についた時点で、シェルパたちの体調を見ながら組み合わせを考える必要がある。強力で確実な安全対策をとりながら、登攀、登頂、下山を安全に努めなければならない。今回は原則として、三浦雄一郎が限界を感じ、それ以上は無理という時点で、全員が引き返すものとする。もっとも大切なのは登頂を目指すことには変わりはないけども、チーム全体の安全。全員無事下山帰国を大前提としなければいけない。

山頂アタックへ向けてのスケジュール;

5月20日: BC(5300m)→C1(6050)
5月21日: C1(6050m)→C2(6400m))
5月22日: C2(6450)     
5月23日: C2(6450m)→C3(7300m)
5月24日: C3(7300m)→C4(8000m)
5月25日: C4(8000m)→C5(8300m)
5月26日: C5(8300m)→頂上(8848m)→C4(8000m)
5月27日: C4(8000m)→C2(6450m)
5月28日: C2(6450m)→BC(5300m)

(以上ミウラドルフィンズの5/20午前発表)

投稿者:めんじょうさとし at 10:22 AM | Comments(0) | TrackBack

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